主要な合金元素としてスズを含む青銅。スズ含有量は一般に3〜14％で、主に弾性部品や耐摩耗性部品の製造に使用されます。変形した錫青銅の錫含有量は8％を超えず、リン、鉛、亜鉛などの元素が添加される場合があります。リンは優れた脱酸剤であり、流動性と耐摩耗性を向上させることもできます。錫青銅に鉛を加えると被削性と耐摩耗性が向上し、亜鉛を加えると鋳造性能が向上します。この合金は、高い機械的特性、耐摩耗性および耐食性、容易な切断処理、優れたろう付けおよび溶接特性、小さな収縮係数、および非磁性を備えています。ワイヤーフレーム溶射とアーク溶射は、青銅ブッシング、ブッシング、反磁性元素などのコーティングを準備するために使用できます。錫青銅は、造船、化学産業、機械、計装、その他の産業で広く使用されています。主にベアリング、ブッシングなどの耐摩耗性部品、ばねなどの弾性部品、耐食性・耐磁性部品の製造に使用されています。

ベリリウム銅は、ベリリウムを主成分とする非スズ青銅の一種です。1.7〜2.5％のベリリウムと、少量のニッケル、クロム、チタン、その他の元素が含まれています。焼入れおよび時効処理後、強度限界は1250〜1500MPaに達する可能性があり、これは中強度鋼のレベルに近い値です。焼入れ状態では、可塑性が非常に良く、さまざまな半製品に加工することができます。ベリリウム銅は、高硬度、弾性限度、疲労限度、耐摩耗性を備えています。また、優れた耐食性、熱伝導性、電気伝導性を備えています。衝撃を受けても火花は発生しません。重要な弾性部品や耐摩耗部品として広く使用されています。そして防爆工具など。